「家庭用ミシンOK!」メンズスラックス裾上げ・シングル仕上げのやり方。

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ぬいぬいにゃんこです。

ブログにお越しいただきありがとうございます。

 

スラックスの裾あげの仕方のご紹介です。

今回はメンズスラックスのシングル仕上げです。

慣れたら1本15~30分ほどで出来るようになりますよ♪

 

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メンズスラックスの裾の仕様

裾あげの仕方を解説する前に、メンズスラックスの裾の仕様について紹介します。

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メンズスラックスの裾の仕様は、

  • シングル仕上げ
  • ダブル仕上げ
  • モーニング仕上げ とあります。

一般的なのはシングル仕上げとダブル仕上げです。

シングルとダブルの違いは、「表に折り返しがあるかどうか。」

イラスト左がシングル、右がダブルです。

スラックスの裾上げでは、シングルが一般的です。シングル仕上げでしたら、着ていく場所やシーンを選びません。フォーマル(礼服)ではシングルが好まれるようです。

ダブル仕上げは、シングル仕上げに比べるとちょっとカジュアル感が出ます。裾口に折り返しがある分、生地の重みでシルエットが綺麗に見えるという利点があります。

モーニングは…前より後を1cm程度長くして裾上げする方法です。フォーマル(燕尾服)に多いです。

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私の勤務先では、

シングル 7:ダブル 3 ぐらいの割合ですね。モーニングは滅多に来ません。

用意するもの

では、裾上げしていきましょう。

必要なものは次の通りです。

  1. ミシン:直線縫いとジグザグ縫いを使います。ロックミシンなら尚よし。
  2. 裁ちばさみ
  3. ものさし
  4. チャコ(水溶性チャコペンがおすすめ!)
  5. まち針
  6. 手縫い針
  7. ロウソク(仏壇用のでOK)
  8. ミシン糸:生地にあった色と太さのもの
  9. ミシン針:生地にあった太さのもの
  10. アイロンとアイロン台:おうちにあるもので大丈夫です。

メンズスラックス(シングル)の裾上げの仕方

準備が整ったら、縫っていきましょう。

裁断するときは慎重に!!!

①詰める丈を決めてまち針でとめる

スラックスを履いてどのくらい丈詰めするか決めます。

裾は外側に折り返した方が後の工程が楽です。基本は右足で合わせます。

丈が決まったらまち針で折り返した部分をとめておきます。とめておかないと、脱ぐ時に折り返した部分が動いて丈がわからなくなります。まち針がなければ安全ピンやクリップでもいいです。

採寸はできれば誰かに手伝ってもらった方が正確にできます。やむを得ず自分1人でするときは、全身が写る鏡を使うとやりやすいですよ。

②出来上がりと縫い代に印をつける

スラックスを脱いだら、プレスの折り目に沿ってたたみます。ウエストや脇の縫い目を揃えてたたみましょう。

床やテーブルの上に置いて、①で折り返した部分の長さを測ります。

f:id:mishinhatomodachi:20210124203546p:plain測ったら折り返した部分を元に戻して、裾から測った長さを取って点線で印をつけます。

後ろ中心側に印を入れます。これは「靴ずれ」をつけるためです。

靴ずれとは、スラックスの裾の後ろ中心につける補強布のこと。この部分は、革靴の踵と擦れて痛むのが早いのです。靴ずれをつけておくと、スラックス本体へのダメージを減らすことができます。

靴ずれは、裁断したあとの端切れで作ります。端切れがないときは、スペアボタンと一緒に入っている共布で作ることもあります。

 

靴ずれつけの線を引いたら、出来上がり線から裾側に10cm縫い代を取ります。

ここは一本線で引きます。

ここが裁断線です。

 

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出来上がり線を点線、裁断線を直線にするのは、裁断ミスしないようにです。「直線を切る」と覚えましょう!

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縫い代が10cm取れない時は、10cmでなくても大丈夫です。

最低4cm有れば靴ずれはつけられます。靴ずれがなくても裾上げはできますのでご安心ください。

③裁断線でカットして、残り布で靴ずれを作る

スラックスのウエスト、脇の縫い目がずれていないか確認して両足重ねて裁断します。

切るのは一本線の「裁断線」です!

残り布で靴ずれを作ります。

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左右どちらかか片方の残り布を縫い目で半分に折ります。

ロックミシンがかけてある方を上にして4cm×8cmに切り出します。

切ったものを広げると4cm×16cmの長方形が2枚できます。

これで靴ずれの裁断は終わりです。

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靴ずれのサイズは、残布の残り具合によっては少し小さくすることもあります。あまりにも小さいと意味をなさなくなるので、最低でも縦3cmは欲しいですね。

④裾幅のチェックをして、必要が有れば脇の縫い目を解く

出来上がり線で折り上げて、裁断したところの幅と10cm上の幅が合うか確認します。

スラックスは裾すぼまりになっていることが多いので、10cm上の幅より裁断したところの幅の方が狭くなっていると思います。

このままだと縫った時に表側にシワが寄るので、脇の縫い目を出来上がりから2cm下まで解きます。

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縫い目を解いても幅が合わない時は、裾の縫い代を少しカットします。10cmつけてたところを6〜8cmに減らすと幅が合いやすくなります。

ここまでしたら、縫いやすいようにスラックスを裏返します。

これで縫う前の準備は完了です!

⑤靴ずれつけ→脇→裾にロックミシンorジグザグミシンの順で縫う

まず残布で試し縫いして糸調子を合わせます。

まずは靴擦れをつけます。

靴擦れはロックミシンがかかってない方の長辺を1.5cm裏側に折り曲げ、折り山から1cmのところをミシンで縫ってとめておきます。

②でつけた印のところに縫い付けます。

スラックスの後ろ中心の折り目と靴擦れの中心が合うように置いて、まち針で止めます。

靴擦れの中心は出来上がり線から2mm裾側に出るようにします。

両端は1cm内側に折り、出来上がり線から5mm上になるようにとめます。

出来上がり線に対して靴擦れがUの字になります。

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スラックスが裏を向いているので、裾から手を突っ込むような感じで靴ずれをつけてください。

まち針でとめたらミシンで縫い付けますが、この時も裾の中にミシンを突っ込むような感じになります。

靴ずれ布の端から0.2mmのところをぐるっと一周縫ってください。

 

靴擦れをつけたら、脇を縫います。

④で解いた縫い目よりロックミシン側を縫います。

裾を上にし元の縫い目より0.5〜0.7cm外側から縫い始めて、8cm下の元の縫い目に自然につながるように重ねます。

縫い代を開いてミシンで押さえておきます。

裾をロックミシンかジグザグミシンで始末します。

内股からぐるっと一周します。

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⑥出来上がりにアイロンで折る

出来上がり線で折り上げてアイロンをかけます。

この時脇にもアイロンをかけて元の折り目を消しておきましょう。元の折り目が残ってると、後のまつり縫いがしにくいし、内側で縫い代がゴロゴロして綺麗な仕上がりになりません。

⑦しつけをして裾を奥まつりする

ここからは手縫いになります。

脇の縫い目を合わせてまち針でとめ、裾のロックミシンorジグザグミシンの縫い目のすぐ下を2cmぐらいの縫い目でザクザクっと縫います。

これは「しつけ」といって、生地を仮止めするためにします。

まち針だと、まち針を刺したところは固定されますが、針と針の間が動いてしまいます。それとまつり縫いしている時に糸がまち針に引っかかったり、手にまち針が刺さって「痛っ!」となりがちです。

しつけをかけたら「奥まつり」で裾をとめていきます。

まつり縫いに使う糸はミシン糸でいいんですが、「ろう引き」しておくと縫っている最中に糸が絡まりにくくなります。「ろう引き」のやり方は、ろうそくの上で糸を引き、その糸をアイロンがけするだけ。

ここも内股からスタートです。

ロックミシンorジグザグミシンの縫い目をめくってまつっていきます。

生地の縦糸を1本だけすくう感じで縫っていきます。表に縫い目が出るとダメです。一周したら玉留めして糸を切ります。

反対側も同じです。

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⑧アイロンで仕上げる

表に返してアイロンで仕上げます。

まず裾の中にアイロンの先を突っ込んで縫い代をきれいにします。

スラックスの折り目通りにたたみ直して、当て布をしてプレスします。

この時アイロンをギュウギュウに押し付けると、まつったところや靴ずれがあるところにアタリが出るので注意してください。

スチームだけかけて、熱が冷めるまでスラックスを動かさないようにするとピシッと決まります。

まとめ:スラックスの裾上げのポイントとコツ

スラックスの裾上げのポイントは、

  • 表側と縫い代側の幅をきちんと合わせる
  • まつり縫いの縫い目が表に出ないようにする

です。

この2点を守れば大丈夫です(о´∀`о)

まつり縫いはちょっと難しいですが、できるようになればちょっと裾がほつれたときに自分で直せるようになります。覚えておいて損はしませんよ!

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ちなみに、レディーススーツも同じ要領で裾上げできます。

メンズとの違いは、「靴ずれがない」のと「縫い代の幅が4〜5cm」ということ。

工程が少ないのと縫い代幅が狭いので、私はレディースの方が簡単ですね。

スーツを新調した時や丈が合わなくなった時、この記事を参考にしてチャレンジしていただけると嬉しいです。

今回も最後までご覧いただきありがとうございました(=^ェ^=)

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