「ほどき」は「縫う」より3倍時間と手間と神経を使う

アイキャッチ お直し

ぬいぬいにゃんこです。ブログにお越しいただきありがとうございます。

縫製の世界では、「ほどきは縫うより手がかかる」と言われています。
私もほどきの作業は面倒くさいし、生地に残った糸を取るのも嫌いです(苦笑)
今回は、「ほどき」について書いてみました。

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縫うよりほどく方が大変

手縫い(並縫い)だったら、玉留めを切って針を引っ張ればすぐほどけます。しかしミシンの場合はそうはいきません。
生地の中で上糸と下糸がガッチリ絡み合ってますので、糸を引っ張っても抜けません。生地の間の糸をハサミやリッパーで切っていくわけですが、切るところを間違えると生地に穴を開けちゃいます。こうなると一巻の終わり、最悪の場合買取(弁償)となります…

ミシンで縫い損ねたのはやり直せますが、生地に穴開けちゃったら元に戻せません。
お直しでは穴を開けないよう慎重に、手早くほどくことが求められます。ヒヤヒヤしながらほどいてます。

お直しはほどきから始まる

パンツやスカートの裾上げだとほどかなくてもできる場合がありますが、ウエストの直しの場合やジャケットやコートなどはほどくことから始まります。

ウエストの場合はベルト部分を一回外さないと、詰めたり出したりができません。ジャケットやコートは裏地がついてる場合が多く、一度裏地を外してからでないと裁断ができません。(表と裏、別々に裁断します。)

この裏地、ハサミやリッパーの先で傷つけやすいんです。ほどいた糸を引っ張りすぎて穴開けちゃうこともあります。なので、かなり神経を使います。
本当に縫うよりほどく方が疲れます。

ほどくのが嫌な縫い方・場所

個人的にほどくのが嫌な縫い方・場所をランキングにしました。
どれも穴を開けちゃうリスクが高い上にほどきにくいんです…

3位:織りの目が荒い生地、ニット生地

ジーンズや綿パンは生地が固くて、生地の目も詰まってるのでカッターやカミソリでシャーっと解くことができます。
目が荒い生地(麻に多い)やニット生地は目打ちでほどきます。縫い糸を掬ったつもりが生地の糸を掬っていて、それに気づかず引っ張って伝線させてしまうことがあります。伝線させちゃうと元に戻すのが大変(元に戻せない場合もある)なので、この手の素材は嫌いです。

2位:カンドメ

カンドメとは、縫い目がほつれやすい場所に補強のために入れるステッチのことです。スラックスやジーンスのファスナー下やポケット口、ベルトループ部分によく使われています。
ジーンズは生地が固いので、生地まで切っちゃうことは少ないです。薄い生地のスラックスだと糸と一緒に生地まで切っちゃいそうになることが多々ありますし、実際に生地まで切っちゃったこともあります。ベルトループのところだったので、ループつけ位置を少しズラして誤魔化しましたが…

1位:切羽、ボタンホール、刺繍

切羽(せっぱ)とは、ジャケットやコートの袖口に入ってるボタンホール模様の刺繍のことです。穴が開けられているものと開けられてないものとあります。
穴が開けられていない切羽は袖丈詰めの際、一度ほどいて刺繍を入れ直します。素材によっては生地に切羽が埋もれてしまっていることがあり、切羽の糸と生地の糸を見間違って切っちゃいそうになります。縫い目も細かいので、ハサミやリッパーの先をうまく使わないと生地に穴を開けます…
ボタンホールや刺繍もほどく際に穴を開けやすいです。目打ちでチマチマ丁寧にほどきますが、それでも穴を開ける恐れは非常に高いですね。

まとめ

以上、ほどきとお直しについてまとめてみました。
興味を持っていただけたら嬉しいです。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました(=^x^=)

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