ぬいぬいにゃんこです。
ブログにお越しいただきありがとうございます。
時代が変わっても人気資格の上位に位置する日商簿記。
今回の記事は高校時代に簿記をみっちり学んだにも関わらず、日商簿記では苦戦した私の経験談です。
これから日商簿記を受けようとしている方の参考になればと思います。
簿記検定の種類について
本題に入る前に、注意して欲しいことを一つお伝えします。
主催団体に注意
一口に「簿記検定」といっても、主催する団体がいろいろあります。
主催団体によって対象としている人、難易度などが変わります。
有名どころは日商、全経、全商です。
・全商(全国商業高等学校協会)
主に商業高校に通う高校生が受検。難易度は低め。
全商の1級が日商2級に相当します。
・全経(全国経理教育協会)
主に会計や経営の専門学校に通う学生向けの試験。
難易度は全商より難しく日商より易しいと言われていて、全経2級=日商3級相当です。
上級合格者には税理士試験の受験資格が付与されます。
・日商(日本商工会議所+各地方の商工会議所)
「簿記といえば日商」と言われるぐらい有名です。
受験する人は商業高校生や大学生、社会人と幅広いです。
難易度は簿記検定の中で1番高いです。
1級合格者には税理士試験の受験資格が与えられます。
今から簿記取るなら日商一択!
今から簿記の勉強をするなら日商一択です。
なんと言っても圧倒的な知名度と社会的評価を誇ります。
テキストや問題集もやはり日商向けのものが充実してますしね。

履歴書に「日商簿記◯級合格」と書くことができたら、箔がつきますよ(*´ω`*)。
日商簿記2級受検談。
さて、ここからが本題です。
実は私、日商簿記2級は3回受けました。
完全に自分の勉強不足が原因ですけどね(笑)。
1回目の受験:高校3年の秋。日商と全商が別物だと知る。
タイトルにもあるとおり、私は高校時代に全商簿記1級(会計・原価計算ともに)一発合格しました。
私が通ってた高校では簿記の授業がありました。
(母校は商業高校ではありませんが、2年次から希望者のみ簿記の授業があります。)
授業では高2の夏に全商3級、高2の冬に全商2級、高3の夏に全商1級の会計、高3の冬に全商1級の原価計算を全員受検する決まりでした。
高校の先生に「全商1級の勉強で日商2級も受かる。日商を受けたい人は高3の秋に受けていいよ」と言われました。
当時すでに「簿記なら日商」と親に言われていた私は、
高校卒業時に日商2級まで取ってやる!
と意気込み、みんなより前倒しで(高3の夏に)全商を制覇しました。
全商を制覇した後、日商の過去問を解き始めました。
しかしこの時知ったのです。ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
同じ簿記でも、日商と全商が全然違うものだということを。
見たことない勘定科目がたくさん出てくるし、全商と日商で計算方法が違ったりして全然問題が解けないのです。
解説読んでもよくわからないし、手元にあるテキストは高校で使ってる全商用のもの。
先生に聞いても日商はよくわからないみたいで、暖簾に腕押し状態。
試験当日までこんな状態だったので、当然不合格でした_:(´ཀ`」 ∠):
2回目:通信教育で勉強し直すも、過去問を解いてなかったため撃沈。
社会人になって2年目、日商への憧れを捨てきれずに再度受験しました。
全商と日商が別物だと知ったので、日商用の通信教育で1から学び直そうと思いユーキャンに申し込みました。
勉強し直して思ったことは、基礎の部分は全商も日商も同じなのですが勘定科目の名称や処理の方法がちょっと違うんですよね。

やっぱり日商は日商用の教材で勉強しないとダメです。
この時点で全商のやり方は私の頭の中から消え去りました(笑)
日商のやり方を覚えたはいいものの、過去問集をやりこんでなかったため本試験で問題が解けず再び撃沈しました…
3回目:過去問題集を徹底的にやり込み、念願の合格!
2回目の不合格通知が届いた後、本棚に眠っていた過去問題集を引っ張り出しました。
次の試験日までの間、解けない問題がなくなるまで徹底的にやりこみました。
間違えた問題はノートに書き写して解き直しました。
ここまでしてやっと問題が解けるようになり、初めて本試験を自信満々で迎えました。

やっぱり過去問大事ですねぇ〜
この経験がのちにFPや行政書士の時にも役に立ちました。
気になる結果は…
「合格」!
3度目の正直でやっと日商簿記2級を取得できました(*´ω`*)
まとめ
私は高校時代に簿記を勉強してたので、逆にそれが仇になったのかもしれません。
最初から日商用の勉強をしてたらもっとすんなり合格してた気がします。
これから初めて簿記を勉強しようとされる方には、
日商用の教材で日商のやり方を勉強してほしいと思います。
社会的知名度と評価は日商が1番強いので…

全商1級しか持ってなかった頃は、「日商じゃないのか…」と言われたことが何度かあります。
日商2級を取ってからは「日商!?」と言われることが多くなりましたので、「やっぱり簿記は日商だ」と実感してます。。
簿記は独学でも勉強できますが、全くの初心者さんは資格スクールや通信教育を使うのがおすすめです。
有名どころならTACや大原、通信教育ならユーキャンにスタディングやクレアールなどなど…いろいろなところが講座を開いているので、資料請求してみて自分に合うところを選びましょう。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。
お役に立てれば幸いです(=^x^=)
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