職業用・工業用ミシンのボビンケースのバネにはこんな秘密がある

ミシン

ぬいぬいにゃんこです。ブログにお越しいただきありがとうございます。

職業用・工業用ミシンは下糸をセットするとき、「ボビンケース」を使います。
ボビンケースには「金属の板が入っているもの」と「金属の板が入っていないもの」とあります。
この金属の板の正体は「バネ」です。なぜここにバネが必要なのかは、ミシンの「ある機能」が関係しています。

注:今回の内容は職業用・工業用ミシンに関してのお話です。家庭用ミシンをお使いの方には参考にならないかもしれません。

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ミシンの「自動糸切り機能」がバネの有無を左右する

自動糸切り機能というのは、ボタン一つ(工業用ミシンは足でペダルの手前側を踏むと)上糸と下糸をカットしてくれる機能です。針板の下に糸切り用の刃がセットされていて、そこで「カチャン」と切ってくれます。生地をミシンから外して、糸を引き出してハサミで切る手間が省けます。(1cm程度は糸が残ってるので、その始末は必要です。)
最近では一部の家庭用ミシンにも搭載されている便利機能です。

職業用や工業用ミシンは、家庭用の2〜3倍のスピードが出ます。ということは、釜(ボビンをセットするところ)も2〜3倍のスピードで動いてます。家庭用ミシンが「カタカタ」縫うイメージなら、職業用や工業用は「ビュン」と縫う感じです。

職業用や工業用ミシンでは、「ギュン」と踏んで「ピタッ」と止める縫い方をします。車で例えると急発進と急停止を繰り返すようなものです。
ピタッと止めた時、ボビンケースの中ではボビンの空回りが起きます。空回りが起きてる時に自動糸切りを動作させると、きちんと糸が切れなかったり糸が絡んだりします。
そこでボビンケースに一枚金属板を入れて、ミシンが急停止してもボビンが空回りしないようにしています。

自動糸切りがついているミシンには、バネ入りのボビンケースを使うのが鉄則です。

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ちなみに、自動糸切り無しのミシンにバネ入りボビンケースを使っても特に支障はないです。

ボビンケースのバネは消耗品

自動糸切り機能を支えるために重要なパーツであるバネですが、実は消耗品です。高速回転しているボビンをピタッと止めるため、擦れて磨耗していきます。使っていくうちにバネのメッキがはげて白い筋が入ってきます。
こうなるとボビンをきちんと止められなくなり、糸切りの不具合を引き起こすことがあります。バネに白い線が目立ち始めたり、変形してたらボビンケースを交換しましょう。

まとめ

今回のお話をまとめると、

ミシンに自動糸切り有り→バネ有りのボビンケース
ミシンに自動糸切り無し→バネ有りでもバネ無しでもOK

ということです。たった1枚の小さい金属板が、ミシンの不調や故障を防いでくれています。時々ボビンケースの内側を覗いて、磨耗や変形がないか見てあげてくださいね。

 

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以前働いていた縫製工場で、自動糸切りがついてるミシンなのに何故かボビンケースのバネを抜いて使っていた人がいました。その後そのミシンは糸切り不良を起こし、見に来たリーダーに「バネ抜いたらダメ!」って怒られてました。バネを抜いた本人はバネの重要性を知らなかったみたいですが…

今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ご参考になれば幸いです(=^x^=)

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