こんにちは、あるいはこんばんは。ぬいぬいにゃんこです。
今回は職業用ミシン用のボタンホーラーの使い方についてです。
直線縫いしかできない職業用ミシンにコレをつけると、ボタンホールが縫えるというアタッチメントです。
ボタンホールのために家庭用ミシンを引っ張り出してくる必要がないので便利ですよ♪
ボタンホーラーは本体とコマを組み合わせて使う
ボタンホーラーの本体には、ホールの大きさを調整する部分はありません(ホールの巾は調整できます)。
ホールの大きさはどこで変えるのかというと、中に入れる「コマ」で変えます。
これがコマ。
1.5×2cmほどの金属の板に、ギザギザの溝が掘ってあります。
コマの大きさは
・ネムリ穴(楕円型)が1cm、1.3cm、1.6cm、1.8cm、2.1cm。
・ハトメ穴で1.6cm、18mm・21mm・24mm。
(私はハトメ穴を持ってないので、画像はネムリ穴用だけです)

ネムリ穴の1cmは本体を買ったらついてきます。コマは1個500円ぐらいで買えますが、最初から本体とコマのフルセットで買う方がお得です!ネムリ穴用は全部揃えておいた方がいいです。
コマはボタンホーラーのケースに収納可能です。5枚入ります。
付けたいボタンの大きさと厚みに合わせて、コマを選んで本体にセットします。
コマを入れずにつまみを回すのはご法度です。中のネジが外れます。説明書にネジが外れてしまった時の戻し方が書いてありますが、何度もやると故障の原因になるので注意しましょう。
ボタンによってはピッタリサイズのホールが開けられないことがあります。そんな時は大きめのコマで縫って、少し浅めに切り込みを入れます。
家庭用ミシン派とボタンホーラー派
家庭用ミシンの方が楽だから、と家庭用ミシンでホール開けする方もいらっしゃいます。
家庭用ミシンだと、ボタンホール用の押さえにボタンをはめてスタートボタンを押せば、ミシンが勝手にジャストサイズのホールを縫ってくれますからね。
ボタンホーラーを使うか家庭用ミシンを使うかはその方の好みと環境によります。
私の周りでは、職業用ミシンを買う前に家庭用ミシンを使っていて、そのまま家庭用ミシンも持ち続けている方は家庭用ミシンを使っている場合が多いです。
家庭用ミシンを手放した、家庭用ミシンが壊れたという方はボタンホーラーを買っておられます。
ボタンホール専用に家庭用ミシンを買うにも、最低でも2〜3万円はします。
その金額帯の家庭用ミシンだと、どうしても段差で突っかかって綺麗にホールが入れられないことが多いです…
アンダープレート付きの機種だと段差に強いんですが、そうなるとお値段が5〜6万円かかってきます。
ミシンの保管場所にも困ります(苦笑)
ボタンホーラーとコマのフルセットだと、12000〜15000円程度で購入できます。
家庭用ミシンを買うよりかなりお財布に優しいし、場所もとりません(笑)
厚地・段差にも強いので、シャツやブラウスの台襟にホールを開けるのも楽です。
余談:安い家庭用ミシンを買うよりボタンホーラーの方が良い
私、実はボタンホーラーの存在を知りませんでした。ボタンホール用の家庭用ミシンを探す為にミシン屋さんに行ったら、「職業用お持ちならコレで出来ますよ」とすすめられたのがボタンホーラーでした。
その場で本体と1.3cmのコマを10000円で買って帰りました。オマケでロングマイナスドライバーまでもらいました(ボタンホーラーの取り付けには長いマイナスドライバーが必要です)。
「最初からコレ買えばよかった」と心底思いました。ボタンホール用に家庭用ミシン2台買い替えたので、40000円ほどを無駄にしました…
安物の家庭用ミシンを買うより,ボタンホーラーを断然おすすめします。
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